長いことオーストラリアで働いていると、こちらの銀行口座にある程度お金もたまってきております。こちらの銀行の利子は、例えばWestpacのLifeという種類の口座は、年間の利子がなんと 1.0% 。日本のメガバンクの定期預金の利子が 0.002% ということを考えると、オーストラリアの銀行にお金をおいておくというのは非常に魅力的です。
また為替レートからすると、2020年8月現在、だいぶ戻ってきていますが、2020年3月あたりだと1豪ドル65円までになっていましたし、どのレートで日本に送金するかによって、かなり金額が変わってきてしまいます
このご時世、いつ日本に帰国するかわからないということで、いざ帰国となった場合に備えて、オーストラリア国外から口座を維持できるかを検討してみました。
(注 2020年8月時点の情報です。銀行や口座によって対応が異なる可能性があるので、必ず支店で確認してください)
オーストラリアの銀行口座を維持できるか
結論から言うと、オーストラリアに居を構えていなくても、口座は維持できます。
銀行の支店に行って、住所を日本の住所に変更するなど、非居住者向けの登録に変更します。
口座を維持するための注意点
税金の扱い
まず、これは支店で対応してくれますが、一番重要なのは税金の扱い。たとえ非居住者であっても、利子にも税金が課せられるので毎年のタックスリターンが必要になってきます。銀行が非居住者向けに税金の支払いを行ってくれるよう手続きをしておきます。
口座の種類の変更
口座によって、口座の維持費用の有無や、先月よりも口座の金額が増えていたらBonus Interestとして利子が加算されるなどの条件があります。それらを比較して、自分の条件にあった非居住者でも維持できる口座を選定します。
口座の維持費用がかかる中で、口座のお金がなくなってしまうと、信用スコアに影響してしまい、次回の入国などで不都合が起きてしまうようです。
不要な口座を閉じる
複数の銀行に口座を持っている場合、もしくは一つの銀行でも複数の口座を持っている場合は、できるだけ一つにすることがおすすめなようです。これは、日本に帰国後の口座の管理や、上記の税金の扱いにおいても、できるだけ一つにまとめるほうが良いようです。
送金金額の可能枠の拡大
いざ、口座から日本に送金する際に、送金可能な金額が低いと、その分手数料が発生してしまいますので、送金するであろう額に応じて、可能枠の拡大をしておいたほうがいいです。
モバイルバンキングのパスワードの確認
いざ、日本から口座に対してなにかしらの対応が必要となった場合、モバイルバンキング(テレフォンバンキング)の設定が正しく行われているかを確認しておきます。私の場合オーストラリアに来たばっかりで英語ができない中で、モバイルバンキングを使用してしまったばっかりに、モバイルバンキングのアカウントがロックされてしまっております。(汗)
テキストを受け取れる携帯
これはどうしたらいいのか要検討事項です。何かしら口座の操作をすると、携帯に暗証コードが送られてくると思います。これらを日本の携帯に送ってくれるかは、各銀行に要確認です。
口座を維持するか否か
まだ結論はでていないのですが、昨今の新型コロナウイルスの影響で、日本からオーストラリアへの入国が制限されている中、いざ問題がおきた場合に戻ってこれない怖さもありますし、せっかくオーストラリアに来たので口座を残しておきたい気もしています。
もうすこし調べながら、為替レートやコロナなどの動向も踏まえて、アップデートしていきたいと思います。
2022年4月追記
結果的にほとんどの資産をWiseをつかって日本の口座に送金してしまいました。
Wiseについてはこちら
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