オーストラリアでは、最近こんなニュースが話題になっています。
オーストラリアでは、新型コロナウイルスの影響で失業した人(JobSeeker)に対して、失業手当(JobSeeker Payment)がなされているのですが、失業手当を受け取りながら、農場で働いてもいいようにしましょう、という話題です。
背景として、ワーキングホリデービザで農場での働き手となっていた外国人が、新型コロナウイルスの影響で母国に帰国せざるをえなくなり、結果農場の労働力不足となっていることがあります。
日本からもこのワーホリで来豪してらっしゃる方々が多くいるのですが、豪州政府からは新型コロナウイルス関連の手当は豪州国民と永住者にフォーカスされており、経済的に厳しい場合は自国に戻るよう促されております。
また、ワーキングホリデービザの期間は基本的に1年なのですが、農場などで一定期間働けば、セカンドワーキングホリデービザといってビザが延長できる制度があります。
要は、和食レストランなどで働いていても、ビザを更新するためには、3ヶ月ほど農場で働く必要があるのです。このセカンドワーキングホリデービザの取得者も減ってしまったのが要因のひとつであるとも言われております。
オーストラリアは物価は日本よりも高いのですが、農産物はかなり安く手に入ります。土地が広いことなどもありますが、こういう賃金が安い働き手によって支えられているということがよく分かるニュースですね。
ちなみに、このセカンドワーキングホリデービザの取得のため、農場で働いていた方々のお話をよく伺うのですが、農場で恋人を見つけ街に戻ってきて別かれる人、大自然の農場での仕事にはまってしまって本来の目的を見失う人、じゃがいもが儲かるという知識を得る人などなど、皆さん面白い経験をされているようです。
なにはともあれ、オーストラリアにワーホリで若くして夢をもってきている人たちが、早くもどってこられるといいなぁと思います。
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