去年の後半の話になりますが、技術トレンドに追いつけていないなと思い、資格試験の合格を目標に勉強してみることにしました。Azureを満遍なくというのだったら、Azure Administrator Associate (AZ-103)を目指すのがいいというのもネットで見たのですが、クラウド上でのシステム開発や、プログラミング言語のトレンドなんかも勉強できたら、ということで、Azure Developer Associate を目指すことにしました。
勉強開始時のスキルレベル
プログラミングスキル: Javaをはるか昔、Sunがまだがんばっていたころに、ミドルウェア上ですこしデモが動かせるくらい
Azure: 未経験
他: 昔インフラのプリセールスをやっていたこともあり、インフラの勉強をするのはそれほど苦ではない
勉強方法
当初はなにから初めていいかわからず迷走しましたが、結果的に以下のやり方で、効率的に学習できているなと感じました。
まずは出題範囲のチェック
Microsoftの公式サイトに、AZ-203の出題範囲が記載されているので、ざっとながめました。
- Azure のサービスとしてのインフラのコンピューティングソリューション開発(10-15%)
- Azure のサービスとしてのプラットフォームのコンピューティングソリューション開発 (20-25%)
- Azure ストレージの開発 (15-20%)
- Azure セキュリティの実装 (10-15%)
- ソリューションの監視、トラブルシューティング、最適化 (10-15%)
- Azure とサードパーティサービスの連携と活用 (20-25%)
これだけだとよくわからないのですが、さらに 詳細は試験スキルのアウトラインをダウンロード
から詳細を確認可能です。たとえば、
Develop Azure Infrastructure as a Service Compute Solution (10-15%)は、
Implement solutions that use virtual machines (VM) があり、さらにその中には
• provision VMs
• create ARM templates
• configure Azure Disk Encryption for VMs
っといった感じで出題範囲が指定されています。
この後、演習テストやMicrosoft Learnで勉強する中でどの範囲をやっているかは絶えず意識してました。
触ってみる
Azureを触ったことがなかったので、Microsoft Learn の関連するコースを触ってみました。ドキュメントを読むだけだとつまらなかったので。
公式問題集
公式問題集(マイクロソフト公式演習テスト)をやりながら、出題範囲がどういった観点で、どういう問われ方をするかを確認しました。問題内容は守秘義務がありシェアできませんが、例えば〇〇の機能では要件に応じてどのAPIを使えばいいかまで問われるのだな、とか。この演習テストは、出題範囲で問題を絞り込めるので、各範囲ごとに集中して勉強を進めることができました。(ただし英語のみ)
さらに、該当する箇所のMicrosoftのドキュメントを参照したり、Microsoft LearnでAzureを触ってみながら理解を深めました。
ちなみに、問題集だけでも結構なお値段がするのですが、練習テスト付き Microsoft Exam Replayという商品は、公式演習テストと、試験のバウチャー、さらに一回目で落ちたときに同一の試験を再度うけることができるバウチャーがセットになったものもあります。
Microsoftだけあって、問われる言語はC#なのですが、Javaと表記方法が似てるので、C#を一から勉強というのはしませんでした。もちろんJavaを知らなくても言語を一から勉強する必要はないかなと。
結果
試験が始まって冒頭の問題で、まったく勉強してこなかった問いがでてきたりで、これは落ちたなと諦めながら問題をすすめましたが、 無事1回目の試験で、スコア750で合格、晴れてMicrosoft Certified: Azure Developer Associateを取得することができました。
次はさらに上位の資格にチャレンジしてみようかなと思います。
追記 AZ-203の新バージョンとなるAZ-204が2月24日から開始されるとのことです。
コメント